導入
新NISAを始める人がどんどん増えてきました。 さらに追い風となる、こんなビッグニュースも飛び込んできましたね。
NISA、未成年も対象へ 年80万円枠、26年開始目指す―政府・与党https://news.yahoo.co.jp/articles/fc89b5bf6462b758c1f101ccc4cda96ebfbf705c(※Yahoo!ニュースより引用)
政府・与党が、2026年を目処に18歳未満の子供にもNISA(つみたて枠など)を開放する方向で調整に入ったとのこと。 事実上の「ジュニアNISA復活」と言える動きです。
さて、このニュースを見て、あなたはどう思いましたか?
何も思わない人は、残念ながら資産形成において取り残されてしまうでしょう。
有利な制度はどんどん使い倒すべきだからです。
この内容について、今回は書いていきたいと思います。
私は「旧ジュニアNISA」も使い倒していた
実は私自身、2023年末で廃止された「旧ジュニアNISA」もフル活用していました。
多くの人が「終わる制度なんて意味がない」と見向きもしませんでしたが、私は淡々と子供の口座にお金を移し、非課税枠を埋め切りました。 その時にお年玉や児童手当をプールして買った投資信託は、今も非課税で大きく育ち、子供のための「聖域」として残っています。
だからこそ、今回のニュースを見ても私の戦略は1ミリもブレません。 「制度があるなら、今すぐ使い倒す。新しい有利な制度ができたら、そこにも乗る」 ただそれだけです。
今回は、このニュースを受けて私がどう動くか。 そして、新NISA(親)と子供NISA(子)をどう使い分け、「お金と時間を両取りするシステム」を構築しているかについて、その全貌をお話しします。
親の新NISAは、家族を守る「鉄壁の盾」
まず、「新NISA(親の枠)」について。 この枠の役割は、「家族全員の生活基盤と老後の安定」を守るための盾です。
給料が入ったら、生活費を除いた余剰資金が自動的に証券口座へ送られ、インデックスファンド(全世界株、債券、REIT、ゴールドなど)が買い付けられます。
私のルールはシンプルです。 「積み立てられた瞬間、そのお金は無かったものとして扱う」こと。
私の詳しい新NISA活用術については、下記の記事をご覧ください。
「自分のため」は「家族のため」になる
「親のNISAを子供に使わないなんて、自分勝手では?」と思われるかもしれません。 しかし、私はこう考えています。
親が経済的に自立し続け、死ぬまで子供に金銭的な迷惑をかけないこと。 これこそが、親ができる最大の貢献であり、愛情ではないでしょうか。
暴落が来ても関係ありません。これは数十年後の私たち家族を守るための「備蓄」であり、今使うお金ではないからです。 この「仕組み化」された盾があるからこそ、私たちは今日を不安なく生きることができます。
子供のNISAは、絶対に手を付けない「未来への聖域」
次に、子供のための資産形成についてです。
ここの役割は明確です。「子供の未来へのギフト」です。
原資は、お年玉、児童手当、祖父母からのお祝い金など。 これらを親の財布(生活費)とは一切混ぜず、頂いた瞬間に子供用の口座へ集約し、運用に回します。
■ 何を運用するか? 私の場合は、迷わず「全世界株(オルカン)」に投資します。 なぜなら、子供がこのお金を使うタイミングは10年以上先だからです。長期投資なら、世界経済の成長にフルベットするのが最適解だと考えています。
親の都合で触ってはいけない「聖域」
ここは我が家の家計における「聖域」です。 たとえ家計が一時的に苦しくなっても、親の都合でここから引き出すことは絶対にしません。
大学の費用、結婚資金、あるいは独り立ちする時の「親からのプレゼント」。 使い道は子供のためだけ。 目的が完全に分離されているからこそ、迷いなくリスクを取って運用(仕組み化)できるのです。
しっかりシミュレーションして人生の満足度を上げる
とはいえ、ここまで読んでこう思った方もいるかもしれません。
「頭ではわかるけど、今の家計状況で子供用の『聖域』にお金を回せる余裕があるのか?」 「教育費と老後資金、どっちを優先すべきかバランスが計算できない…」
一度ライフプランを作ってみることがおすすめです。
ライフプランについては下記の記事を読んでみてください。
もし、仕組み化の設計図で迷ってどうしても手が止まってしまうなら、一度プロ(FP)と一緒にライフプランのシミュレーションを作ってみることをお勧めします。 「聖域」を守り抜くためには、無理のない計画作りが不可欠だからです。
「未来への安心を、今ここで。無料FP相談でハーゲンダッツギフト券をゲット!」
(※「何もしない」リスクを取る前に、一度プロの知恵を借りてみましょう)
浮いた時間を「人生の付加価値」に再投資せよ
さて、ここからが本題です。NISAやインデックス投資を「仕組み化(自動化)」することの本当のメリットは何でしょうか?
お金が増えること? それは結果の一つに過ぎません。 最大のメリットは、「お金の心配をする時間」や「管理する時間」を極限までゼロにできることです。
自動化することで、手間暇がかからない。ライフプラン通りに投資に回せれば、将来はライフプランのようになるはずと思い、不安がなくなる。
ライフプラン×仕組み化 で最大のメリットを享受できます。
では、余った時間は何に使うか?
仕事と同じく、余った時間をどう使うか
仕事の生産性で考えてみてください。 業務を効率化して時間が余った時、そこで「遊ぶ(サボる)」社員は二流です。 一流のプロフェッショナルは、余った時間でさらに「付加価値の高い仕事」をします。
家庭や人生も同じです。 仕組み化して浮いた時間で、ただダラダラとスマホでチャートを見たり、SNSを眺めていては意味がありません。 それは「サボり」です。
浮いた時間は、「人生の付加価値を上げる時間」に再投資しなければなりません。
- 子供と公園で思いっきり遊ぶ
- 家族で旅行して、今しかできない思い出を作る
- 自分のスキルアップのために勉強する
これらは、お金以上に価値のある「人生への投資」です。お金はシステムが勝手に増やしてくれます。だから私たちは、人間として使うべき「時間」を大切にするのです。
使うべき時間の判断基準
では、「何に時間を使うべきか」迷った時、私はこう考えています。
私の時間とお金を使う判断基準はシンプルです。 私の時間とお金を使う判断基準は、死ぬときを想像して「あぁ~、●●が楽しかったな。●●してよかったな。」と思うかどうか。
その基準で選んだ時間こそが、本当に価値のある時間です。
まとめ
NISAも、子供NISAも、インデックス投資も。 所詮は、人生を豊かにするための「ツール(道具)」に過ぎません。
目的をはっきりさせ、「親の盾」と「子の聖域」を作り、あとはシステムに任せてしまいましょう。 画面に張り付いて一喜一憂する必要はありません。
徹底的に仕組み化して、お金を自動で増やし、同時に「時間」も生み出す。 その時間で、大切な家族と笑い合う。
これこそが、私たちが目指すべき「お金と時間の両取り」であり、豊かな人生の正体だと私は信じています。
さあ、設定が終わったら、スマホを置いて外へ出かけましょう。
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