ボーナスで何を買う?と迷う時点で資産は増えない。準富裕層の中年サラリーマンが10年続けてきた「全額貯金」と「半年に一度の泥臭い儀式」

導入

12月。世間はボーナス商戦で浮き足立っています。「今回は何を買おうかな」「旅行に行こうかな」

そんな声が聞こえてくる中、私は買い物リストを作る代わりに、ある「地味な儀式」の準備を始めます。

それは、以下2点

 ボーナスを「存在しないもの」として資産に変えること

 「自分の資産を自分の手で数え直す」こと

資産6500万円を築いた今でも続けている、私の「仕組み化」と「習慣」。 今回は、お金持ちになりたいなら絶対にやってはいけない「ボーナスの使い方」と、私が半年に一度必ず行っている「資産の棚卸し」についてお話しします。


ボーナス払いという「貯金させない仕組み」を、自分で作っていませんか?

多くの人が「お金が貯まらない」と嘆いていますが、私の目には「自動的に貯金ができなくなる仕組み」を、わざわざ自分で構築してしまっているように見えます。

胸に手を当てて考えてみてください。あなたのボーナス、振り込まれる前から「行き先」が決まっていませんか?

  • 住宅ローンのボーナス加算
  • カーローンのボーナス払い
  • クレジットカードのボーナス一括払い

これらを設定しているということは、「本来なら貯金や投資に回せるはずのお金」を、自動的に「借金の返済」へ流すベルトコンベアを、自分自身の家計に設置しているのと同じです。

「変動するもの」を「固定の支払い」に当ててはいけない

家計管理の「仕組み化」において、やってはいけない致命的なミスがあります。 それは、「金額が変わるかもしれない収入(ボーナス)」を、「絶対に払わなければいけない借金」の支払いに当てにしてしまうことです。

ボーナスは、会社の業績一つで減ったり、最悪ゼロになることもあります。 それなのに、ローン返済という「待ったなしの支払い」をボーナス頼みにしてしまう。 これでは、ボーナスが減った瞬間に生活のサイクルが壊れてしまいます。

「貯金できない」のではありません。 ボーナス払いの契約書にハンコを押した時点で、「資産形成するチャンス」を自ら手放す仕組みを選んでしまっているのです。
銀行やカード会社が資産を構築できる仕組みを作ってあげている、そんな状態になっています。
それを逆転させましょう。


「月給で生活、ボーナスは全額貯金」という最強の習慣

私はこのリスクを排除するために、シンプルなルールを「習慣化」しています。

家も車も日々の買い物も、すべて「毎月の基本給」の範囲内でしか買わないというルールです。シンプルじゃないですか?それが身の丈に合った生活と自認します。

これなら、ボーナスが入ってきた時、そのお金はどこにも消えていきません。 右から左へ、全額を貯金(資産形成)に回すことができます。

「たまにはパッと使いたい」という気持ちもわかります。でも、計算してみてください。 手取り50万円のボーナスが年2回あれば、年間100万円。 これを20年間、年利5%で運用すれば、それだけで約3,400万円になります。

目の前の浪費を我慢するだけで、老後2000万円問題など解決してお釣りが来ます。 この「規模感」が見えているから、私は目先の散財を選びません。


買い物サイトを見るな。「エクセル」を開け

ボーナスが入った週末、私がやることはショッピングではありません。「資産の棚卸し(決算)」です。

普段はマネーフォワードなどのアプリで自動管理していますが、半年に一度だけは、あえて「エクセル」を開き、自分の手で現金から投資信託まで全ての数字を打ち込み直します。

「アプリで見ればわかるじゃないか」と思われるかもしれません。 しかし、この「泥臭い手作業」にこそ、資産を増やすための重要な意味があるのです。

1. 「本当にその額があるのか?」の答え合わせ

複数の銀行口座や証券口座を持っていると、アプリ上の数字だけでは実感が湧きにくく、時には連携エラーで数字がズレていることもあります。

自分の手で一つひとつの口座にログインし、残高を確認し、エクセルに入力していく。 そうすることで、「間違いなく、ここにこれだけの資産がある」という確信と安心感(答え合わせ)が得られます。 この「信用できる数字」を持つことが、長期投資を続ける土台になります。

2. 「減らしたくない」というメンタルが育つ

積み上がっていくグラフを自分の手で作ると、「この右肩上がりを崩したくない」「無駄なものを買って減らしたくない」という強力な防衛本能が働きます。 お金がただの数字ではなく、「自分が積み上げてきた結晶」に見えてくるのです。

3. 「未来」の計画を立てたくなる

計算には時間がかかります。しかし、その時間は決して無駄ではありません。 数字と向き合っているうちに、思考が「過去(浪費)」から「未来(投資)」へシフトします。

  • 「半年でこれだけ増えたから、来年はここをもっと伸ばそう」
  • 「このサブスク、半年間一度も使っていないな。解約しよう」
  • 「4年後の目標まであと〇〇万円だ」

自然と来年度の経営計画を立てるモードに入り、モチベーションが湧いてきます。

ある一定の時間をかけてお金と向き合うことで、あなたの人生の時間をすり減らして変えたお金への見方、自分は頑張ったなと思える自分への愛おしさが増幅します。


まとめ

多くの人が「消費」に時間を使うボーナス時期に、私は「管理」と「計画」に時間を使います。●mazon, ●天など夜な夜なポチポチ見て、お金に換えて命をしょうもないものを買うための時間(命)に変えるなんて馬鹿らしくないですか?やりたいことを我慢して仕事した結晶を浪費に使うんですよ?見栄のため?

死ぬときには「あの時、あれ買っておいてよかったなぁ~」と振り返らないです。
「あんなに嫌な仕事を続けなければよかったなぁ~」と思う人はいるかもしれませんが。
これが本質ですよね?

この「時間の使い方の差」こそが、数年後の資産額、強いては人生の決定的な差になります。

あなたも今週末は、ショッピングモールのチラシではなく、エクセルを開いてみませんか? 「自分の資産」と向き合う時間は、どんな娯楽よりも、あなたの将来を豊かにしてくれるはずです。


もし、この棚卸しの中で「そういえば、車のローンってあといくら残ってるんだ?」と気になった方がいれば、一度正確に計算してみてください。 「ボーナス払いがあるから大丈夫」と思っていたローンが、実はどれほど家計を圧迫しているか、数字で見ると驚くはずです。

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また、棚卸しをした結果、「うちは無駄な保険やサブスクが多いかもしれない…」 「ボーナス払いへの依存体質を、どうやって『筋肉質な家計』に変えればいいかわからない」

そう感じた方は、一度プロのファイナンシャルプランナー(FP)に相談して、家計の健康診断を受けてみてください。

私がやっているような「仕組み化」は、一度プロと一緒に土台を作ってしまえば、あとは自動で回るようになります。 せっかくのボーナスを「死に金」にしないために、まずはプロの知恵を借りて、勝手に資産が増えるロードマップを作ってみてはいかがでしょうか。

[>>(参考)資産形成・家計の見直しをプロに無料相談する]
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